お兄様は元ヒーロー エピローグ
それは鳥も鳴くだけの静かな早朝だった。 「こちらC班、噂の死体、見つけました」 無線で話している警官が一人。 そしてその噂の死体を調べている警官が4,5人。 「どうだ?」 無線を切った警官が死体を調べている警官たちに聞いた。 「おかしい…というか気持ち悪いな…」 「なんで死んでるのにもがいてるんだ?」 「それがさぁ、まだ生きてるんじゃないかって言われててよ」 「生きてるわけがないんだ。 腹に穴が開いててそこから心臓と肺などの臓器が全て盗まれてるんだ。」 「不気味だな…」 「心臓がないんだよな?」 「そうだ。」 「なんでまだ血が出続けてるんだ? このままじゃこの屋上からあふれて 下に流れちまうぞ」 そこはもう文字通り血の海だった。 「ビルの屋上で変死体発見…か…」 コーヒーを飲みながら新聞を読んでいる老婆が一人。 「おばあちゃん、めずらしいね。新聞読むなんて。」 老婆は椅子から立ち上がると、表情を変えて見せた。 「どうしたの?」 老婆は表情を変えたのではなく、 顔そのものを変えていた。 「…姉貴?」 その顔に驚いたが嬉しかった。 「ホラ、今日はデートがあるんでしょ?」 「姉貴?だよな?」 「そうよ。」 「おばあちゃんの名前と姉貴の名前なんで一緒なんだ?」 「つっこみどころはそこじゃないでしょ」 若い女はにっこりと笑った。 とある会社の実験室で一人の男と二人の助手が 少し変わった服を観察していた。 「こんなの異常です。 我が社で製造したストライプスーツよりも 格段に性能が上がっています。」 「他社に試作品を盗まれて新しいものを作られたとしか 考えられません。 ジョン教授」 「教授はよしてくれ。 俺は社長だ。 で、このスーツを着た者がこれの潜在能力を 引き出したってことも考えられるんだ」 「被着者は現在休憩室にいます。」 「つれてきますか?」 「いや、俺が行く。」 男が研究室を出て休憩室に向かった。 休憩室で窓を開けて風を感じている女がいた。 それがシェリー・ミルトスだった。 「シェリー」 男が入ってきた。 「シェイドチェーン。」 「ここでは本名で呼んでくれ」 「本名?」 「ジョン・スポールだ」 「ジョン・スポールって『陰の鎖』のヘッドの?」 「このビルに入ってくるとき 看板にも書いてあったと思うが…」 「まぁ、いいや。 で、ストライプスーツの性能はどうなの?」 「なんだか異常を起こしている。 シェリー、君が着たときから急に性能が 上がったんだ。2回目の急成長だ」 「2回目?」 「1回目は…」 今ここで兄の名前を出すのはやめておこうと思い、 話題を変えることにした。 「あ、それより腹減ってないか? 今日はおごってやるよ」 「ありがとう」 二人はビルの2階にある高級レストランに 行った。 「どうやら、満席みたいだな」 高級っぽいボーイが出てきて頭をふかぶかと下げた。 「ただいま満席のため、相席でよろしいでしょうか?」 ジョンのネクタイピンが特別階級社員のピンだということに気づいた。 「ただいま席を空けてまいります」 「いや、いいよ。相席で。相手がよければ」 「かしこまりました」 そういうと、相席になるであろう場所に 聞きに言って戻ってきた。 「相席が出来ますので、ご案内します」 席まで行く間、ジョンとシェリーはいろいろ話していた。 「こちらです。」 どうやらついたらしい。 そこには一組の若いカップルが座っていた。 ジョンは男も女も知っている人物だった。 シェリーは男のとなりに座った。 「あなたが彼の恋人のミトッシュさん?」 「あなたは…シェリーさん?」 「はじめまして、お話は伺っています。」 ルービーズが驚いて言う。 「お話は伺ってるって俺何も喋ってないよ!」 「あなたのお姉さまから全て聞きました。」 そう言ってメニューを取って読み出した。 その後、ルービーズとシェリーとミトッシュの 三角関係を笑いに来たオリヴィアはまた別の話。 〜THE END〜 あとがき まずはじめに、この小説を 読んでくれた人たちに感謝します。 そのあと、この小説を書くきっかけを 下さった人たちに感謝します。 私がこの小説を書くきっかけとなったのは、 覚えていません。 小説を書いた感想は、 ひとこと、疲れた。ですね。 それから少し真面目な内容になってしまったことは 失敗だとおもっておりませんとも。 最初の計画ではギャグも入れていく予定でしたが、 いろいろ考えていくうちに 真面目な内容になってしまいました。 ギャグもありますがかなり少ないです。 それから、この小説はなんだかアメコミに 似てないかと言われそうで怖くて しかたありません。 いえ、絶対に似ていません。 マーヴル社の漫画、映画は好きですから、 かなり影響を受けておりますとも。 あと、小説を書く時間がやけに短いかったので 大変でした。 これからも小説を書いていこうとは 思っています。 なんせ、小説飯店ですから。 〜おわり〜 追伸.第1話と第2話のセリフを--で囲ってましたが、 あれは回想シーンの中での「」と思ってください。 戻る