妹と兄と姉:井塚大戦争 第4まとめ「それでも好きだから」

第9話「古本屋(ふるほんや)」 涼菜「さぁ、今日は日曜日だ」 早朝、といっても7時ごろ、一番に起きた 涼菜は涼一のベッドに向かった。 涼一「・・・んがぁ、・・・がぁ・・・がっ・・・!?」 涼菜に鼻の穴と口を塞がれて窒息しかけてやっと目が覚めた。 涼一「っ・・・ぶぁっあぁあ〜!!ゲホゲホ!」 涼菜「よう」 涼一「ようってなんだ、殺す気かぁ〜!!」 涼菜「ぃや、わざとじゃないんだ」 涼一「じゃそこに用意してあるガムテープと洗濯バサミはなんだ」 涼菜「これも全て・・・青春さ」 涼一「なに爽やかに決めてんの〜!?」 涼菜「まぁ、いいや、涼夏起こしに行くぞ」 涼一「え?なんで?」 涼菜「質問はあと、先に着替えてて。」 涼一「涼夏を殺すなよ」 涼菜「殺しはしないが『寝耳にミミズ』という洒落を思いついた」 涼一「思いついただけならその虫かごの中身を捨ててけ」 涼菜は、涼夏の部屋に向かった。 その間、涼一は着替えていた。 涼一「いったい、なにをするんだか・・・」 そのときだった、隣の部屋からとてつもない悲鳴が聞こえた。 「きゃぁあぁ!!寝耳にぃぃぃミミズゥぅー!!」 それはまさしく涼夏の声だった。 涼一「やりやがったなあの野郎」 (一応おまえのおねぇさんなんだよ?) 着替え終わり、玄関前に集合させられた子供達。 涼菜「よーし、そろったか?」 涼一「父と母が来ておりませんが」 涼菜「今回の任務は我々だけの極秘任務だ。 味方に知られてもまずいから」 涼一「あそびにいくだけだろあのゲーセンに」 涼夏「つばきくぅん、でしょ?」 涼一「・・・さぁとしくぅん、だろ?」 涼菜「残念だな、今日は古本屋に行く」 涼一「え、なんで」 涼菜「知識は書物から学べ、これ私の哲学」 涼一「ぃや、みんなそう思ってる、みんなの哲学」 涼夏「みんなの詩」 涼菜「なんだか涼夏のキャラが涼一に似てきたなぁ」 涼一「そうか?」 涼菜「それはいいとして、車に乗れ!!」 皆は車に乗った。 涼菜は運転席に乗った。 涼一「・・・ぇっと、教習所っていう施設知ってる?」 涼菜「知らないけど、私たちが行くのは古本屋よ。」 涼一はその言葉を聞くや否や、 車外に出ようとした。が、 ドアは開かず。 涼一「ぅあ、出せ、こっから出せぇ!」 涼夏「お兄ちゃん、どうしたの?」 涼菜「フッフッフ、もう出られんよ」 涼一「なぁ、最後に聞くけど…ゲーセンでスリルドライヴやったことある?」 涼菜「損害賠償ランキングだかなんだかで1位を叩き出した事も今では昨日のようだ」 涼一「お父様お母様、私はこの姉のため、全身全霊をつくし戦ってまいります(恐怖と)」 涼夏「お兄ちゃんガクガクブルブルしてるよ」 涼菜「進路、オールクリアー(大学オールキック)ハッチ、開きます、 エネルギー機動臨界、ブーストプロテクター上げます、カタパルトセット、 涼菜、グランドギュスタフ、出ます!!」 涼一「ぎゃぁぁぁぁ、お姉さまぁぁぁ、俺を本気でっ・・・コロッ・・・」 バオーン… 第10話「本を買おう(ほんをかおう)」 涼一「ぶはぁ、ぶはぁ、」 涼菜「ん?どうした、髪が全部白くなって」 涼一「おねぇちゃんの所為だぁぁ!!」 涼夏「お兄ちゃん、お姉ちゃんのこと『おねぇさま』って呼んだり 『おねぇちゃん』って呼んだり不安定だよね」 涼一「姉御、本屋に着きましたぜ」 涼夏「(姉御・・・?)」 涼菜「よし、財布、持ってるかな?」 涼一「あたりまえだ」 涼菜「私は論外だったな」 涼一「はぁ?」 涼夏「あ、わたしも忘れた・・・」 涼一「うそ?」 涼夏「お兄ちゃん・・・」 涼菜「涼一・・・」 涼一「う・・・わ、わかったわかった貸してやるから」 涼菜「貸し・・・涼一・・・」 涼夏「お兄たん」 涼一「ヤダァア!!おごりは絶対!!マジでおごりはダメ、ゼッタイ!!」 なんだかんだ行っておきながら 古本屋に入った3人だった。 涼一「自由行動にしよ」 涼菜「いや、だめだ、読書とは、知識を深めるもの、 つまり知識を深めない本は必要ない!つまり私と同行」 涼一「マンガだめってこと?」 涼菜「いや、漫画でも知識になるからな、とりあえずつまらぬものは斬り捨てろ」 涼一「それに関しては同意だ」 涼夏「え?同行ってことは、見回りしながら?」 涼一「ぅぁ、ちょっとやだ・・・」 涼菜「そうだな、よし、ではまず涼夏の知識をいざ求めん!!」 涼夏「私ジャソプコミックがいい。」 涼菜「うむ、そうだな、ジャソプは知識の宝庫だ。 『でつのーと』とか『すちーるぼーるりゃん』とかな、 いっぱいよめばよむほど天才だ」 涼一「じゃ、俺よく知らないけどこの『でつのーと』ってよくない?」 涼菜「ジャソプはいいが、それは『ひかるのはか』やってた野郎だから 躊躇え。」 涼一「どう躊躇うんだよ!!」 涼夏「今学校で流行ってるから読みたいのに」 涼菜「躊躇って買えばいいんだ。」 涼夏「躊躇う?」 涼菜「まず挙動不審に周りを見るんだ、右、左、そしてまた右、 信号を渡る要領で」 涼夏「右、左、右、」 涼菜「そしたらポケットに手を入れたりだしたりする」 涼夏「うん、」 涼菜「少しかがんで手を伸ばして本を指先でつかむ!!」 涼一「やめろー!!店員がこっち見てる!!『店員様が見てる』だぁ!!」 涼菜&涼夏「で?」 涼一「万引きとかん違いされる」 ひともんちゃくあったあと、『でつのーと』をショッピングカートに入れました。 涼菜「次は、涼一だな、」 涼一「俺は『救え2』のGGコミックスだね」 涼菜「ダメ、ゼッタイ」 涼一「はぁ!?」 涼菜「貴様の領地はここだぁ!!」 涼一&涼夏「(ジャンル:男性・大人コミックス・・・!?)」 涼一「ふ・・・ふざけるな、俺は俺は、こんなとこヤダネ!」 涼菜「なぁに照れちゃって〜?」 涼一「照れてない!!」 涼菜「なんだ、つれないなぁ、じゃぁ、『救え2』行こうか」 涼一「そうだ、それでいい!!」 涼夏「度胸ねぇ〜(小声)」 涼一「なんだ?」 涼菜「どうしたの?」 涼一「今、度胸ねぇ〜と聞こえた」 涼菜「私と視聴者の思いが具体化して声になったのだろう」 涼一「あ、なんだ俺はてっきりこの後半殺しにされる 俺の妹の井塚涼夏さんの声だと思ってた。」 涼夏「(バレテタ?)」 さて、会話は弾み、ショッピングカートに『マテリアル・パズル』を入れた。 涼菜「最後は私のだな、えっと、私は『番地コミックス』が・・・」 涼一「待て、人をさんざんコケにしておいて自分だけそれか」 涼菜「それだ」 涼一「何ィ!?」 涼菜「いちいち本をチョイスしてやったんだぞ」 涼一「勝手にやったんじゃねぇか!!」 涼菜「もうしてやらないぞ」 涼一「そうしてくれと願うわ!!」 涼菜「私は姉としてお前を正す義務がある。 なのでやる。おまえが嫌がろうが」 涼一「あなたには義務も権利もありませんが?」 涼夏「お兄ちゃん・・・」 涼一「ん?」 涼夏「おねぇちゃんのも選んであげよ」 涼菜「あら、やさしいわね、だけど結構よ、私は自分で選べるわ」 涼一「おごってやるから選ばせろ」 涼菜「本末転倒」 涼一「じゃ、涼夏、買って返ろう」 涼菜「うそ、ごめん、マジ、選んでください涼一大臣」 涼一「うむ、では・・・」 --- 涼菜「ミュータント・ジャスティス・アソパソメソ?!」 涼一「作:日本人初まーぶる社入社員、タンザス・ヤーネセ(米名&著名)」 涼菜「あ、これ結構人気よね、お子様に」 涼一「映画化もノベライズもアニメも出てる」 涼菜「こんなお子様本を買えと?」 涼一「お子様本とは失礼だな、奴は空中でパンチしても反発力で吹っ飛ばないんだぞ」 涼菜「あぁ、ミュータントだからね。じゃなくて・・・」 涼一「敵キャラもすごいぞ、焼き蕎麦伯爵に、弟子だったはずのダース・クリームパン卿、 それから自作自演をしていた蔵ど縁ジャム」 涼菜「ジャムは違う・・・」 涼一「それから悪の元凶、パラサイトイーヴル・ウィルスマン!! やつは体力知力ともに優れ、メカニックがすごい!! しかし皮肉なことに、彼の秘書、 DQNさんは、なんと、アソパソメソの仲間、ツョクパソメソに恋を・・・」 涼菜「きいてたら買いたくなってきた私はバカだ」 涼一「いや、いざゆこう、パンの戦士よ!」 涼菜「買います」 そしてレジの彼方へ・・・ 店員「文庫本3点で420円になります」 涼一「これ、俺が読むんじゃないからね」 店員「え、はい、こちらの・・・娘さん?がお読みに」 涼一「いえ、こちらのお姉さまが」 涼菜「キャー!!」 ダァーッ 店員「あ、お買い上げありがとうございました、こちらレシー・・・行っちゃった」 第11話「それでも好きだから」 ピンポーン 佐奈「あれ、外出中かな」 ぴんぽーん 佐奈「そうだ、秘密の入り口から」 佐奈は、井塚家の雨樋を上り始めた。 佐奈「とうちゃくぅ、さて、躊躇せずに涼一君の・・・ぅおほっ!!」 涼一は、いかにも「してもかまいませんがなにか?」という格好で寝ていた。 佐奈「こんな格好じゃホモとかに見つかったら食べられちゃうわ」 佐奈は涼一の(部屋の)窓を開けて、中に入った。 佐奈「お、いつもどおりあけッぱだね」 涼一はラ王だ。 佐奈「いくらラ王でも急所兼マーダーウェポンは隠してるのね」 佐奈は涼一の上に座った。 涼一「ん、佐奈?」 佐奈「・・・何?」 涼一「入ってくるのはいいんだけどノックしよ」 佐奈「インターホン押しても誰も出なかった」 涼一「あぁ、みんな出かけてる。」 佐奈「ひとりぼっち可愛そうに」 涼一「ああ、佐奈は嬉しそうだな」 佐奈「うん、そりゃ、涼一君が敬語やめてくれたから」 涼一「すいません・・・佐奈先輩」 佐奈「ごまかしたってダーメ、私との距離をちじめるためにタメ口でいいわ」 涼一「じゃぁ、さっそく、降りろ」 佐奈「あ、ひっどぉーい、タメ口と命令口調は違うぅ〜」 佐奈は涼一の上から降りて隣に寝た。 涼一「ご用件は」 佐奈「しよ」 涼一「や」 佐奈「しよしよ」 涼一「やや」 佐奈「綺麗なオネェサンは好きですか?」 涼一「(?)好きですよ」 佐奈「汚いオネェサンは嫌いですか?」 涼一「そこまで嫌わないが好きではない」 佐奈「じゃぁしよ」 涼一「や」 佐奈「綺麗なトーテムポールは好きですか?」 涼一「汚いより綺麗の方がいいよな」 佐奈「美味しいフランクフルトは好きですか?」 涼一「好き。」 佐奈「私も?」 涼一「いい男は好きですか?」 佐奈「かわいいのが好き」 涼一「俺は可愛いですか?」 佐奈「はい」 涼一「可愛い俺は・・・」 佐奈「好きです?」 涼一「綺麗なお姉さんを嫌いになりそうです」 佐奈「あ、ひどぉーぃ、私のこと嫌いになりそうって・・・」 涼一「可愛いお姉さんは大好きです」 佐奈「私、可愛い?」 涼一「・・・」 佐奈「ねぇ」 涼一「・・・zzz」 佐奈「寝たはね、ではあなたの武器のスイッチを」 涼一「こらぁ!!」 佐奈「ところで可愛い私は好きなんですか?」 涼一「・・・zzz」 佐奈「スイッチの入った武器を確認後、私の」 涼一「こらぁ!!」 佐奈「穴をくれてやる!!」 涼一「待て!タンマ!ちょっ、タンマ!」 佐奈「何、やっぱり私のこと嫌い?」 涼一「いや、違うんだ、したくないとかそうじゃなくて、 ああでもなくて、そうじゃなくて・・・」 佐奈「さくらんぼーい?」 涼一「ぃや、中学のころに姉貴に食べられたから・・・あ、いや、嘘!!忘れて!!」 佐奈「そりゃもう物理的な意味でも抽象的な意味でもあなたはチェリーじゃないことは 証明された、だけどあなたの筆があの涼菜さんだったとは! とりあえず明日聡くんにチクるわ。 その前に今日は私があなたをいただくわ」 涼一「待って、ね、あの、姉貴にやられてからちょっと・・・ できなくなっちゃったの」 佐奈「出ないん?病院行こう」 涼一「そうじゃなくて、弾切れとかないから、 恐怖っていうか、その、怖いってか、 なんつーか・・・」 佐奈「そうなの?じゃ・・・私たち・・・」 涼一「いや、でも俺は! それでも好きだから!!」 佐奈「えッ?」 涼一「フランクフルト」 佐奈「何ィ!!どっちの?」 涼一「もちろん、食用の」 佐奈「何ィ!!」 戻る