[Type in Your HEART]
第０話　「９８レモネード♀とオロナイン軟膏」

僕の名前は、桜ヶ丘　秀一、
好きなものはギターを中心とした楽器。
それからインターネット。
そこには、いろんな人がいる…
最近、いくサイトは、
「恋の色恋の詩」
９８レモネード♀さんが管理している、
小説や詩のサイト。
実は、僕の「スキナヒト」のサイトなんだ。
僕は正体を隠しながら書き込みをしている。
僕のハンドルネームはオロナイン軟膏。
だけど、最近ブログには「キニナルヒト」のことが書かれている。
僕が通っている学校には
かっこいい男の子も
可愛い女の子もいる。
他の学校とは違い、「モテる」の意味が違う。
僕が今年のバレンタインデーにもらったチョコの数、
６個。
たしかに僕はモテているのかもしれない。
だけど、この学校でモテている人は、平均１０個。
でも僕は数にはこだわらない。
ようはもらう人だ。
もちろん「スキナヒト」からもらいたいのは誰だって同じだろう。
僕の「スキナヒト」は僕のクラスに転校してきた子。
そう、その子が９８レモネード♀さん。
転校してきてから、よく僕と話す。
彼女のサイトは直接聞いたのではなく、
友達が聞いて「サイト行ってみな」と言われたから。
でも彼女には「キニナルヒト」がいるんだ…誰なんだろう

私の名前は、川峰　春乃。
好きなものはアイスクリーム。
それから、読書に、遊ぶことにインターネット。
まぁ、読書の点に関して言えば、
読むだけでは収まりきらず、書いた小説を
私のホームページで公開してます。
私は、友達を作るのが苦手です。
だから、学校になじめなくて転校をします。
といっても、高校だからまだ２回しか転校してません。
ぃや、２回もか（涙
だけど今回転校してきた学校は、うまく行きそうです。
うまくいかなかったら大学考え物です。
私が転校したクラスに、
やさしい人がいました。
その人のおかげなのでしょうか、
私には仲のいい友達がいます。
まぁ、その人ってのは男の子なんですが、
私はやさしい人には落ちてしまうタイプみたいです。
転校してから１ヵ月後が丁度バレンタインデーでした。
この学校では、みんなが堂々と渡しています。
同時に渡すとなったら、もうそれは喜劇です。
小競り合いが始まります。
私は、そのやさしい彼にこっそり渡そうと思っていましたが、
なんだか勇気がわかず、渡し損ねて自分で食べるはめに・・・
彼のことが気になってから、話すにもろくな話もできず、
なんだか気を使わせすぎてしまいます。
なんとかできないだろうか…

＜あとがき＞
恋愛小説初挑戦です。
テーマは「両思いなのに踏み出せない」です。
しかも管理人が体験した実話を元に色づけされてます。（嘘
媒体がネットってところがパクリって言われても聞きません。
見てませんもん（何の話ダァ！！）

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